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風のはなし

執筆者の写真: Sunao HiyamaSunao Hiyama


オレンジ色の日差し


あなたとの日


静かな日



触れる手は


柔らかく優しい





風が吹いて


暗い木が揺れた


私がどこか、遠い世界を見ていた横で


あなたはそれを、恐ろしいと言った








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逃れ

ひとりで生きられる力が欲しい 腕がぞくりと震えて 自分の輪郭がまた見えなくなる 一口の熱い水に 引き戻される ひとときの自分 ひとりで生きられる強さが欲しい

ひとり

こんなにも こんなにも…… 寂しいと 気づいてしまったら 喧騒の中 ぼんやり見ている 外の景色 ひとり、ずっとひとり 今も、これからも、その先も 変わらない、愛しい自分ひとり 一緒にいれば 心細くなるばかり 愛しい自分、ひとり

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