逃れSunao Hiyama2023年12月23日読了時間: 1分ひとりで生きられる力が欲しい腕がぞくりと震えて自分の輪郭がまた見えなくなる一口の熱い水に引き戻されるひとときの自分ひとりで生きられる強さが欲しい
コントロールそれは多分、突然、ではなく 少しずつ、軋み始めていて 油断すると、ぐらりと崩れ落ちる 目眩がして ベッドに転んで 頭から毛布を被る 聞きなれたいつもの音楽で耳を塞ぎ 目を閉じて、じっと心の嵐が過ぎ去るのを待つ 大丈夫、大丈夫 あれは、今じゃない 今は見てるものも、何もかも、...
ひとりこんなにも こんなにも…… 寂しいと 気づいてしまったら 喧騒の中 ぼんやり見ている 外の景色 ひとり、ずっとひとり 今も、これからも、その先も 変わらない、愛しい自分ひとり 一緒にいれば 心細くなるばかり 愛しい自分、ひとり
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