なにかにSunao Hiyama2019年7月22日読了時間: 1分よく晴れた日に 暗がりの淵に座り込む 果てしない底を覗き込んでみたり 壁のような空を仰いでみたり 汚物のような生臭さの中に 時折 花のような香りを感じたり 低く流れていく雲と その影を目で追う無限 この暗がりのある場所を 一生、知らなければ 波に押されることもなく ただ空を漂うだけのものに なれたのかもしれない
コントロールそれは多分、突然、ではなく 少しずつ、軋み始めていて 油断すると、ぐらりと崩れ落ちる 目眩がして ベッドに転んで 頭から毛布を被る 聞きなれたいつもの音楽で耳を塞ぎ 目を閉じて、じっと心の嵐が過ぎ去るのを待つ 大丈夫、大丈夫 あれは、今じゃない 今は見てるものも、何もかも、...
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