稲妻Sunao Hiyama2018年11月19日読了時間: 1分 逃げろ!逃げろ! 激しい雨が跳ね上がる 顔を上げれば高く開いた まあるい空 ゴロゴロピカピカ 逃げろ!逃げろ! 私が殺した 血だらけの知らない男 車に積んで 逃げろ!逃げろ! 素知らぬふりで
コントロールそれは多分、突然、ではなく 少しずつ、軋み始めていて 油断すると、ぐらりと崩れ落ちる 目眩がして ベッドに転んで 頭から毛布を被る 聞きなれたいつもの音楽で耳を塞ぎ 目を閉じて、じっと心の嵐が過ぎ去るのを待つ 大丈夫、大丈夫 あれは、今じゃない 今は見てるものも、何もかも、...