ないものSunao Hiyama2017年10月23日読了時間: 1分ぼくが守りたかったもの ぼくの一生のうちの いちばんの幸せ ぼくの失ったもの ぼくの捨てたもの 覚悟したもの もう二度ともどらないもの 希望のない真っ暗な空に 星がならび きみと見上げれば その美しさにようやく 心臓がうごく
ぼくが守りたかったもの ぼくの一生のうちの いちばんの幸せ ぼくの失ったもの ぼくの捨てたもの 覚悟したもの もう二度ともどらないもの 希望のない真っ暗な空に 星がならび きみと見上げれば その美しさにようやく 心臓がうごく
コントロールそれは多分、突然、ではなく 少しずつ、軋み始めていて 油断すると、ぐらりと崩れ落ちる 目眩がして ベッドに転んで 頭から毛布を被る 聞きなれたいつもの音楽で耳を塞ぎ 目を閉じて、じっと心の嵐が過ぎ去るのを待つ 大丈夫、大丈夫 あれは、今じゃない 今は見てるものも、何もかも、...