受け身
- Sunao Hiyama
- 2017年7月15日
- 読了時間: 1分
誰かに支配され
流されていくことは楽なのだ。
恋人の擦り合わせを履き違え
自己を主張し
殴られ
屈服し
泣き
蹴飛ばされてもなお
気がつく頃には もう
深い谷底を覗き込み
手を引いてくれた人は
暗闇を投げ出して消える
いつまでも
被害者意識を捨てられず
胸を突き刺す痛みと息苦しさを
ごまかし
ごまかし
自己陶酔という薬を打つ。
それでも生きていくために。
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