臆病ものSunao Hiyama2017年5月2日読了時間: 1分新緑の 茂りを見て はっきりと、季節が変わったんだと知った。 辛かった あの頃も 勇気をくれた 出会いも 決断した、あの日も もっと、冷たい風に痛めつけられていたかった。 この空気の緩さが、息苦しい。 季節は私に いつまでも留まれないと、教えている。 いいことも、悪いことも ただ進んでいくだけだと、教えている。
新緑の 茂りを見て はっきりと、季節が変わったんだと知った。 辛かった あの頃も 勇気をくれた 出会いも 決断した、あの日も もっと、冷たい風に痛めつけられていたかった。 この空気の緩さが、息苦しい。 季節は私に いつまでも留まれないと、教えている。 いいことも、悪いことも ただ進んでいくだけだと、教えている。
コントロールそれは多分、突然、ではなく 少しずつ、軋み始めていて 油断すると、ぐらりと崩れ落ちる 目眩がして ベッドに転んで 頭から毛布を被る 聞きなれたいつもの音楽で耳を塞ぎ 目を閉じて、じっと心の嵐が過ぎ去るのを待つ 大丈夫、大丈夫 あれは、今じゃない 今は見てるものも、何もかも、...