よく知らない人に
自分の価値をつけられるのは、とても怖い。
もし目の前に立つこの人が、私の旧友だったら
大抵優しいウソをつくか、本気のダメ出しをするんだろう。
花マルをくれるのはだれだろう?
自分の好きなことを、好きなだけ、精一杯楽しむことでしか
だれかの役には立てない。
耳がおかしくなるほど叫んで
生きることを楽しんでいたら
だれかが 一緒に笑ってくれる。
だれかの 生きる一部になれる。
習った歌を、お腹の底から歌って帰った通学路。
頭がクラクラするほど、はしゃいでいたように。
みんなで生きていた、あの頃のように。