それは理解を超えた衝撃。
前を見て、一緒に笑っていたはずが
どうして君は突然
私の背中を刺したのか
深く 深く 重い刃が体を裂き
悲鳴と恐怖と生暖かい空気に、喉が焼けた夜。
遠い記憶の君を愛していた私は
背後に立つ君を、知らない。
なぜ、私の愛は裏切られたのか。
なぜ、君の愛は私に届かないのか。
私たちが無くしたものは、なんだったのか。
私たちが築いたものは?
どんなに泣きながら、崩れた破片をかき集めても
もう元に戻らなかった。
悔しくて、もどかしくて、唇を噛んで
何度君を見ても、
もう二度と目が合わない
苦し紛れに握った手は、冷たく。
私の心は、あの幸せだった日々に今も取り残されているようだ。
日が経つにつれ、遠くなる温もりの中。
心と体が、一秒づつずれていく。